先週の日曜日、サンフランシスコバレエの The little Mermaid を見てきました。
これは、アメリカ出身のハンブルグバレエの芸術監督 ジョン ノイマイヤーが2005年にロイヤルデンマークバレエに振付た作品で、アメリカではサンフランシスコバレエで初上演の作品。
私が見たのは、Yuan Yuan TanがMermaidを演じる今シーズン最後の上演で、Yuan Yuan Tanの人魚姫が海の下で泳ぐ様は、それはそれは幻想的で美しかったです。
王子様も、Poetも、Sea witch(海の魔女→でもこれは男性が演じていた)も、その役柄を通して個性が出ていてとてもおもしろかったです。
ただね~、私、このストーリー、どうしても(悲しいかろうが、ハッピーエンドだろうが)愛の物語に思えないんですよ。 今回のストーリーは、人魚姫が人間の王子様を愛したというよりもPoetが王子様を愛してしまったことを人魚姫を通して伝えようとする?みたいなのですが、何だかこれは愛じゃないなぁ~と。
例えばね、その1。
人魚姫は、自分の愛する世界、親、姉妹と引換に王子のいる人間の世界に行きたいと思った。 それはそれでいいのですが、それで王子の愛を受けられると思うのは違うよね~、とか。
その2。
王子を救ったのは人魚姫なのに、王子は目覚めたときに出会った少女が自分を救ってくれたと思い込み、それが愛に変わった。 一方人魚姫は、声が出ずそのことを伝えられない。 でも、その事実が伝えられたとしても、それが愛に変わるかどうかはわからないですよね~。 だって、恩義=愛ではないですから、とか。
それでも前半は、人魚姫の世界、振付、踊り、衣装、舞台照明に浸れたのですが、後半人魚姫が陸に上がってからの進行は、「あ~、人魚姫駄目駄目、そこまでいっちゃうと、もうストーカーだよん」などと思ってしまいました^^;
なので、最後、人魚姫がPoetと一緒に空気の精か何かになって別世界へと旅立っていくとシーンでは、「同じ過ち=自分の大切なものを自分の手で手放す、ことをせず、よかったね。 それがそもそもの間違えだったんだと思うよ~。」と、思ってしまいました。
私が、もう、童話の世界に浸れる心を持たなくなったからなのか、アンデルセンと現在の価値観が大きく違ってしまったからなのか、それともまだ理解できない愛の世界があるのか。。。。よくわかりません。
ただひとつ確かなことは、私にとって大切なものを犠牲にしても得られるものは何もないということ。 自分にとって大切なものは、自分が守る。。。。それが私の生き方です。 はい。






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