2010年4月アーカイブ

Am I in love with...?

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先週の水曜日の夜。 バレエのワークショップのリハーサルが入ったので、その前にウォーミングアップのためにクラスを受けておこうと思いました。 が、水曜日は上級クラスか、中級クラスのみ。 バレエはビギナーやベーシッククラスかばかり受けている私には、かなり~敷居の高いクラス^^;です。 

以前、一度だけ、いつもクラスを受けている先生のアドバンスクラスを受けてみたのですが、全然ついて行けず、これでは全然レッスンにならないと、あっさり退散してきたので、今回も、かなり気が重く、どちらのクラスにしようかグズグズ悩みましたが、結局、友人の薦めもあって、アドバンストのクラスを受けてみることにしました。

この先生は、今はビギナーのクラスを持っていないので、どんなクラスなのかわからず、もう、不安で一杯、いやいや感で一杯。  スタジオの隅っこの隅っこ、先生から一番離れたバーを確保してレッスン開始です。

ところがぁ!!!!、ところがです!!!! レッスン始まって、この先生(私にとってはこの先生の初めてのクラス)の説明とステップを見た途端、心臓バクバク。 胃のあたりをぎゅうっと鷲掴みされたよう。。。 

ステップが、動きのひとつひとつが、優しいのです。 腕が、脚がしっかりとした強さのとデリケートさで、優しく動くのです。 涙でそうでした。 

彼は、サンフランシスコバレエのソリストとしての経歴がプロのダンサーとしての最後で、今は多分40代後半。 身長もあまり高くなく、故に手足もそれほど長くなく、今は少しお腹も出ています。 プロファイルの写真は20代の現役の頃の写真を使っているので、痩せた優しい顔が載っていますが、実は今ではぽっちゃり丸顔の完全なおっさん顔^^;。 彼が踊りださなければ、街中にいる、ごくごく普通の中年のおっさんです。 はい。

ところが、彼が一度彼が踊りだすと、本当に優しい!!!!
今まで、私は、力強いとか、男らしいとか、男の色気があるとか、パワフルな男性ダンサーは見たことがありますが、こんなに優しいダンサー(彼はもう現役ではありませんが)見たことがない。。。見る人を包み込むようなこんな優しい動きを見たことがない。。。。やられました。
完全にやられました。    あのおっさん顔が、すっかり王子様です。 やられました。  

クラス終わる頃には、もう本当に涙出るくらい感動し、リハーサル終えて家に着いたときには、夫に「私、これからAlexi(先生の名前)のクラス受ける!!!」と、誓っておりました。 はい。

でもって、感動覚めやらぬ私は、スタジオの友人達にメールを打ち、スタジオで会う人ごとにAlexiの話をしました^^;。 すると驚いたことに、友人達もこのおっさんが大好きなんだとか。
私と同じようにビギナーやベーシックを受けている友人達も、以前彼がビギナークラスを持っていたときに彼のクラスを受けて、やはり感動したのだそうです。  わかるわ~。

舞台に立つチャンスとか、パフォーマンスする機会は、もう無いかもしれないけれど、でも、見る人を包み込むような、見ている人を優しくさせるような表現を彼から学んでみたい。 
これが私のバレエの新しい目標。

因みに、これがその先生の若い時のビデオ。 



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で、スタジオのプロファイルに追加されていたインタービューがまたすごい。

16歳の頃、ガールフレンドが欲しくてバレエスクールを覗いたのがバレエへのきっかけ。 バレエダンサーとしては遅い出だしだったにも関わらず、こんな経歴っていうのもすごいのですが、この後の話がさらにすごい。 興味のある方はどうぞ。
 
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The little Mermaid

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先週の日曜日、サンフランシスコバレエの The little Mermaid を見てきました。

これは、アメリカ出身のハンブルグバレエの芸術監督 ジョン ノイマイヤーが2005年にロイヤルデンマークバレエに振付た作品で、アメリカではサンフランシスコバレエで初上演の作品。

私が見たのは、Yuan Yuan TanがMermaidを演じる今シーズン最後の上演で、Yuan Yuan Tanの人魚姫が海の下で泳ぐ様は、それはそれは幻想的で美しかったです。
王子様も、Poetも、Sea witch(海の魔女→でもこれは男性が演じていた)も、その役柄を通して個性が出ていてとてもおもしろかったです。

ただね~、私、このストーリー、どうしても(悲しいかろうが、ハッピーエンドだろうが)愛の物語に思えないんですよ。 今回のストーリーは、人魚姫が人間の王子様を愛したというよりもPoetが王子様を愛してしまったことを人魚姫を通して伝えようとする?みたいなのですが、何だかこれは愛じゃないなぁ~と。

例えばね、その1。
人魚姫は、自分の愛する世界、親、姉妹と引換に王子のいる人間の世界に行きたいと思った。 それはそれでいいのですが、それで王子の愛を受けられると思うのは違うよね~、とか。

その2。
王子を救ったのは人魚姫なのに、王子は目覚めたときに出会った少女が自分を救ってくれたと思い込み、それが愛に変わった。 一方人魚姫は、声が出ずそのことを伝えられない。 でも、その事実が伝えられたとしても、それが愛に変わるかどうかはわからないですよね~。  だって、恩義=愛ではないですから、とか。

それでも前半は、人魚姫の世界、振付、踊り、衣装、舞台照明に浸れたのですが、後半人魚姫が陸に上がってからの進行は、「あ~、人魚姫駄目駄目、そこまでいっちゃうと、もうストーカーだよん」などと思ってしまいました^^;
なので、最後、人魚姫がPoetと一緒に空気の精か何かになって別世界へと旅立っていくとシーンでは、「同じ過ち=自分の大切なものを自分の手で手放す、ことをせず、よかったね。 それがそもそもの間違えだったんだと思うよ~。」と、思ってしまいました。

私が、もう、童話の世界に浸れる心を持たなくなったからなのか、アンデルセンと現在の価値観が大きく違ってしまったからなのか、それともまだ理解できない愛の世界があるのか。。。。よくわかりません。

ただひとつ確かなことは、私にとって大切なものを犠牲にしても得られるものは何もないということ。 自分にとって大切なものは、自分が守る。。。。それが私の生き方です。 はい。

 


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